キダチアロエ
アロエはユリ科アロエ属の多肉植物。世界に500種以上あるといわれている。 その中でも薬用アロエとして知られているのがアロエベラとキダチアロエ。
アフリカ原産のアロエベラは葉肉がヨーグルトなどに加えられ食されているもので、 日本では法規制の関係で葉肉のみの利用が許されている。
一方、キダチアロエは幹からノコギリ状の葉が伸び「木のように立つ」ことから名づけられている。 寒さにも強いため日本の風土にもなじみ、家庭でも幅広く栽培されている。
外傷、やけどなど、さまざまな病気に民間療法薬として使われるキダチアロエは「医者いらず」の別名で親しまれている。
「アロエ」の語源はアラビア語で"苦い"という意味。紀元前4世紀の初期、ギリシャ、ローマ、エジプトで健康に良いことが認識され、 飲料、美容等健康維持のために珍重されていた。日本へは、鎌倉時代にシルクロードを経て渡ってきたとされている。
〔キダチアロエの効果〕
胃粘膜保護作用。消化性潰瘍予防作用。糖尿病の予防・改善作用。抗酸化作用。抗炎症作用。抗がん作用。肝障害抑制作用。乗り物酔い。
二日酔い。痔。肩凝り。冷え性。ぜんそく。
〔メカニズム〕
キダチアロエの葉皮には、苦味成分のアロイン、アロエ・エモディンが豊富で健胃作用や緩下作用があり、胃酸の分泌を助け、
胃腸の活動を活発にしたり便秘を解消したり、解毒作用により肝機能を高め、二日酔いにも効果を示す。また、さまざまな多糖類(ペクチン、
ヘミセルロース、グルコマンナン)、植物ステロール、タンニン類が、胃の粘膜の保護、腸内環境の整備などに働き、免疫力アップ、
胃潰瘍の改善、コレステロール排泄効果、血糖値降下作用、肌荒れ予防などの効果をもたらす。